#483 · 2026.02.27 · シンガポール
【シンガポール遠征記 Day 1】日本文化発信の最前線「JCC」訪問と、金融大国のローカルな洗礼。
2026年2月26日
はいどうも、まっすーです!
ドバイから南インドのティルチラーパッリを経由し、ついに人生初となるシンガポールに到着しました!
お昼頃に宿へ到着し、荷物を置いたのも束の間。13時からすぐにPCを開いてオンラインの仕事をこなし、15時からはシンガポールでの「第一のミッション」へと向かいました。
せっかく新しい国に来たからには、ただ街を眺めるだけでなく、FOMUSのビジネスに直結する「楔(くさび)」を打たなければ意味がありません。
到着初日のアポ先は、「JCC(Japan Creative Centre / 日本文化センター)」。
在シンガポール日本国大使館の傘下であり、日本の文化やテクノロジーを東南アジアへ発信する重要拠点です。
行政の「枠組み」と、FOMUSの新たな立ち位置
今回、幸運なことにJCCの担当者様とお時間をいただき、直接ミーティングをさせていただく機会を得ました。
お話を伺って非常に面白かったのは、JCCの特殊な立ち位置です。
通常、世界各国の日本大使館に「文化発信に特化した専用のハブ(施設)」が併設されているケースは稀です。シンガポールというアジアの結節点だからこそ、こうした拠点が機能しています。
「ここで何かFOMUSとコラボレーションイベントができないか?」という視点で色々と探りを入れてみました。
ただ見えてきたのは、やはり「行政(大使館傘下)のルールと制約」*です。
私が中東やヨーロッパのカフェでゲリラ的に開催しているような「自由で実験的なミートアップ」とは異なり、ここでイベントを打つには、しっかりとした企画の座組みと審査、そしてカッチリとしたフォーマットが求められます。
しかし、これはネガティブな要素ではありません。むしろ、FOMUSの「ハブとしての価値」を拡張する大きなチャンスだと感じました。
「私個人のイベント」としてではなく、「FOMUSが支援する日本の伝統工芸の職人さんや、海外展開を狙う企業」をパッケージ化し、JCCという公的な舞台に繋ぐ。
私自身が世界を回って現地のリアルな人脈とノウハウを開拓し、日本のプレイヤーたちを「安心できる公的な舞台」へとアテンドする。そんなプロデュース業としての道筋が、このミーティングを通じて明確に見えました。
中東バブルを浴びた脳が感じる「成熟市場」のリアル
JCCでのミーティングを終え、その足でセンターが位置するオーチャード(Orchard)エリアを視察しました。日本でいう銀座や六本木のような、高級ショッピングモールが立ち並ぶ中心街です。
シンガポール政府が管理するデザインショップなど、3〜4店舗を重点的に回ってトレンドや価格帯をリサーチしました。
洗練されているし、確かに素晴らしい。しかし、私の心はそこまで大きく動きませんでした。
誤解を恐れずに言えば、「サウジアラビアやドバイの『狂気的なスケールと熱量』を見た直後だと、驚きが少ない」のです。
砂漠に突如現れる純白の巨大モスクや、兆円単位のオイルマネーで街ごと作り変えてしまう中東のダイナミズム。あの「発展途上のバブル」を全身で浴びた後だと、すでに完成され尽くしたシンガポールの街並みは、どうしても「想定の範囲内」に収まってしまいます。
これが、成長市場と成熟市場を連続で視察したからこそ得られた、偽らざる一次情報の感覚です。
そしてもう一つ、大きな違いは「気候」でした。
ドバイもシンガポールも気温は約30度と同じくらいですが、湿度が全く違います。乾燥している中東に対し、シンガポールはまとわりつくような湿気で、外を歩くだけで体中から汗が吹き出します。日本の真夏と同じです。
「普通に生活するなら、気候的には圧倒的にドバイやサウジの方が快適だな」と、身をもって実感しました。
金融大国シンガポールでの「キャッシュオンリー」の罠
夜は、現地の熱気を感じるためにチャイナタウンにある巨大な屋台街(ホーカーセンター)「チャイナタウン・コンプレックス」へと足を運びました。
オーチャードの高級店とは打って変わり、ここでは4〜5シンガポールドル(約450〜600円)で絶品のローカルフードが食べられます。
意気揚々と注文しようとしたのですが、ここでもう一つの「洗礼」が待っていました。
「クレジットカード不可。現金(キャッシュ)か、現地のQR決済のみ」
アジア屈指の金融ハブであり、キャッシュレス先進国であるはずのシンガポール。
しかし、こうしたディープなローカル経済の根底では、クレジットカードの手数料を嫌い、現金決済がゴリゴリに生きていたのです。
ドバイのバスターミナルで「現金しかダメだ」と言われ1時間ロスした苦い記憶(Day 17)がフラッシュバックしました(笑)。
どれだけスマートシティ化が進もうと、街の「血肉」の部分に触れるには、物理的な現金が必要になる。世界中どこへ行っても、このアナログな真理は変わりません。明日は朝イチで両替所へ走ります。
シンガポール滞在初日。
アウェイの洗礼とビジネスのインスピレーションをたっぷりと浴び、最高のスタートが切れました。
ここからは予定を詰め込みすぎず、街の空気を感じながら、AI開発やFOMUSのオンライン実務もしっかりと進めていきます。
それでは、また。
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